こんにちは!
今回は男女の恋愛観の違い、そして結婚につながる恋愛はどのようなものなのか、考えていきたいと思います。
恋愛や婚活をしていると、男女で意見の食い違いや、結婚観の違いが大なり小なりあると思います。
その違いがどこから発生しているのか、疑問に持ち、完全な私個人の考察をお話ししたいと思います。
最初に結論ですが、
「男女の違いは、子供の時に見た文化、娯楽作品によって決定される」
と私は考えています。
男女の恋愛観の違いは子供時代の文化次第
一般的な日本人女性は、子供時代に少女漫画を読み、少女漫画的なプラトニックな恋愛に夢見て育ち、日本人男性は少年漫画を読んで、友情努力勝利を学びます。
例)ドラゴンボール 悟空は、妻となるチチと恋愛模様は全くなく、いきなり結婚すっか!とプロポーズして終わり。新婚期間の描写もなく、いきなり息子の悟飯が生まれた後にストーリーが再開される。
これは、男性の恋愛観を如実に表しています。
つまり、女性の思い描く恋愛模様は、男性の頭の中には存在しません。
あるのはドラゴンボールのように、努力して勝負し、友情をはぐくむ。
これが男性のコミュニケーションの全てです。
この女性の思い描く恋愛など微塵もない状態で、男性は思春期が到来し、性に目覚めるわけです。
男性の頭の中にあるのは、「友情」「努力」「勝利」そして「エロ」だけになります。
したがって、女性が夢見る恋愛を与えてくれる男性(白馬の王子様)を求めること自体がナンセンスなのです。
一方で、「エロ」を求める男性は、どうすれば女性を落とすことができるのか?
試行錯誤、つまり失恋を繰り返しながら、女性の生態を勉強・理解します。
その過程(失恋)で、モテる男性像(白馬の王子様)を理解し、女性の求める男性を演じるのです。
最近では、インターネットの発達で、性欲を簡単に満たすことができるようになり、男性は現実の女性を求める必要がなくなってしまったために、女性の求める男性を演じることすらやめてしまいました。
恋愛から結婚に発展するには?
さて、男性の頭の中には、女性の思い描く恋愛がありません。
男性の「付き合う」 = 「SEX」なのです。
したがって、女性は男性と付き合っても、結婚はできません。
そもそも男性の頭の中に、「付き合う」 = 「将来は結婚」 という具体的なステップを踏んだイメージがないのです。
これは誠実な人でも同様です。
しかしながら、誠実な男性は、肉体関係を持つのは、結婚を意識した相手としか「ダメ」と両親から教育されるため、
「結婚」 = 「SEX」
という認識となるわけです。
女性は、恋愛を通じて、徐々に男性を「好き」になり、好きのゲージが満タンになると「結婚」が発動しますが、男性はそのような、思考回路になっていません。
まとめると下記です。
【男性】
「好き」 = 「付き合う」 = 「SEX」 ( = 「結婚」)
【女性】
「好き」 → 「恋愛」 → 「SEX」 → 「結婚」
上記を両立させるにはどうすれば良いのでしょうか?
答えは、婚前交渉の禁止です。
男性は 「=」 で、記載されているように、好きになった瞬間が感情のトップの状態です。
この感情は、SEXをすると一気に下降します。
下降した状態では、結婚しようとする動機はゼロになります。
一方、女性は段階的に感情が上がって行きます。
両社の気持ちが同タイミングになり、結婚に持ち込むには、SEXを禁止、お預けすることにより、男性の気持ちを常にピークに保つのです。
結婚相談所などで、婚前交渉を禁止しているのには、女性の貞操を守ること、成婚率を上げる目的から推奨されているのです。
ただし、この方法は、あくまで結婚を決断させるための方法であり、結婚生活を良好に維持することとは、全く関係ありません。
結婚生活を維持するには、恋愛面ではなく、友人や仕事仲間として一緒にやっていける人かどうか?
ということが重要になります。
男性、女性の理想
さて、このように男性、女性の理想が少年少女時代の文化、娯楽作品に影響されるのであれば、婚活攻略にも糸口が見えてきます。
女性は白馬に乗った王子様を求めているわけですから、
男性は「王子様」になる努力をしなければなりません。
外見や年収に限界はありますが、内面は「王子様」に近づける努力が必要です。
・イケメンになる努力
・年収をあげる努力
・誠実さ
・高潔さ
・優しい笑顔
・責任感
・他人への感謝の気持ち
・都合が良いくらいのヒロインへの優しさ ※めんどくさいことは全部やってくれる
いい年して、「王子様」って何を言っているんだ?と思うかもしれませんが、男性だって、幼少期に見た作品を見て、幼いころの純粋で熱い思いがこみ上げることはないでしょうか?
女性だって同様です。
そして、上記を目指すことは、何も婚活目的はなく、人として幸福な人生を送るうえで重要な事項です。
諸外国では、上記は宗教として教育されていますが、日本では娯楽文化の一部として教育されているだけなのです。
※それだけにその時代の流行りで、世代の特性が決まってしまっています。不良漫画が流行って、不良が増えたり、恋愛至上主義が流行って、軽率な肉体関係からのシングルマザーの増加。エヴァンゲリオンが流行って、内向的な人間の増加など。
一方、女性は勝負の世界に生きている男性が、勝負をしていないときに回復できるような、安らぎを与える存在にならなければなりません。
したがって、物腰が柔らかく癒し系、料理が上手で家庭的な女性がモテるわけです。
今時は、女性も働いて時代は変わりつつありますが、現在の30代、40代は時代の過渡期であったため、まだまだ上記傾向にあると感じています。
今後の男女の傾向は?
男女の恋愛観が、娯楽作品次第と仮定するのであれば、今の20代未満の特性も読み解くことができるはずです。
2010年代で流行った漫画ですが、売り上げトップの少女漫画は
「君に届け」
でした。
王道的な少女漫画であり、女性の恋愛観にあまり変化はないのではないかと思われます。
しかしながら、少し年齢層は上がると、「逃げるは恥だが役に立つ」のヒットも記憶に新しく、夢見がちな王子様から、一緒に生活する真面目な男性にフォーカスされており、恋愛よりも現実的な結婚を優先する傾向にあるのではないでしょうか?
一方、少年漫画の売り上げ1位は、
「進撃の巨人」
必死に生きること、束縛されない自由に焦点が当てられており、「努力」「友情」「勝利」どころではなくなっています。
また、最初から最強で生まれ変わる異世界転生ものが急激に流行りだしていることから、努力を放棄することがトレンドになりつつあります。
男性の場合は変化が顕著で、勝負や競争する漫画が流行らなくなり、必死に生きることに焦点が当てられ、強くなるために努力やリスクをとって勝負はしない、という傾向が伺えます。
以上をまとめると、女性は恋愛に夢見ることは変わらないが、より現実的に。男性は、恋愛は考慮しないどころか、生きることで精一杯な世知辛い世代になるのではないかと思われます。
まとめ
今回は完全に私個人の考察です。
諸外国での恋愛/結婚観が、宗教的な教えから制限されているのに対して、無宗教である日本の恋愛/結婚観は何も基準がないため、その時の流行に大きく影響されるのではないかと考えています。
宗教的な縛りがなければ、あとは合理的な考えから、社会を維持するための最適解が必要になるのでしょうが、今の日本にはそのようなものがありませんし、考えを提示するようなインフルエンサー(宗教的指導者)もいないと感じています。
伝統的な役割分担を捨て、個々人が最適解を考えて行動しないといけないという、ウルトラハードな状態が、日本の少子化の原因なのではないかと感じています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。